こんにちは、COCOです!
今回の記事では、せどり初心者に敬遠されがちな「Amazonの販売手数料」について解説をしていきたいと思います。
結論から言うと、Amazonで定められた各手数料について、そのすべてを頭の中に叩き込む必要はありません。
もちろんすべてを把握しておくことに越したことはないですが、Amazonせどりを実践していくうえで ”特に関わりの大きい手数料のみ” をしっかりと押さえておけば問題ありません。
それほどにAmazonが定める手数料の種類は多く、各状況に応じて細かく設定されています。
Amazonが定めるすべての手数料を覚えられる気がしない…
せどりを実践していくうえで押さえておくべき手数料って何?
このような疑問や悩みを抱える方に向けて、Amazonせどりを実践していくうえで「これだけは押さえておきたい!」という手数料をピックアップしました。
手数料のことを正しく理解していない状態でせどりを続けていると、「商品はしっかりと売れているはずなのに思った以上に利益が少ない…」といったことになりかねません。
しっかりと安定した利益を残していくためにも、今一度Amazonが定める各手数料についての理解を深めておきましょう!
もちろん、これから新たにAmazonせどりを始めようと考えている方にも必ず役立つ内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^
必ず押さえておくべき3つの手数料について
冒頭でもお伝えした通り、Amazonせどりを実践していくうえで全ての手数料を網羅しておく必要はありません。
押さえておくべき手数料については、その概要をしっかりと理解しておく必要がありますが、それ以外の手数料については、必要に応じて調べる程度で問題ありません。
また、現在は大変便利な「自動計算ツール」なども存在することから、すべての手数料を覚えるために多大な時間を要してしまうのは、賢い時間の使い方とは言えません。
そのような背景から、Amazonせどりを実践していくうえで「必ず押さえておくべき手数料」を以下の3つにまとめました^^
必ず押さえておくべき3つの手数料
販売手数料
在庫保管手数料
それでは、それぞれの手数料の概要について詳しく見ていくことにしましょう!
押さえておくべき手数料1つ目:基本成約料
まず、基本成約料の概要を解説する前にAmazonの出品形態について理解しておく必要があります。
Amazonにおける出品形態は、大きく以下の2つに大別されます。
小口出品
そもそも「大口出品や小口出品という言葉を初めて耳にした!」という方は、それぞれの違いや特徴について、以下の記事で詳しく解説していますので先に目を通しておくことをオススメします^^
ここでは、それぞれの出品形態に応じて発生する手数料の違いについて解説します。
以下の表を見ていただくとお分かりの通り、基本成約料とは「小口出品」を選択している場合に発生する手数料となります。
大口出品 | 小口出品 | |
月額登録料 | 4,900円+消費税 | 0円 |
基本成約料 | 0円 | 100円/1商品 |
損益分岐点(販売個数) | 50商品以上/月 | 49商品以下/月 |
基本的には1商品につき「100円」の基本成約料が発生する仕組みになっており、その代わりに「月額登録料」が無料となります。
大口出品の場合は、月額登録料として「4,900円+消費税」の固定費が発生しますが、その代わりに「基本成約料」が掛かりません。
ここでは「どちらの出品形態を選択すべきか?」というお話しはしませんが、選択した出品形態に応じて発生する手数料も変わってきますので、しっかりと頭に入れておきましょう!
押さえておくべき手数料2つ目:販売手数料
押さえておくべき手数料2つ目として「販売手数料」が挙げられます。
販売手数料については、出品段階や販売中に発生するものではなく、注文成約時(商品が売れた際)に初めて発生する手数料になります。
こちらについては、出品形態に関係なく平等に手数料が発生する仕組みになっています。
Amazonが定める販売手数料は、各カテゴリーによって掛かる割合が変わってきます。
カテゴリー別の販売手数料
カテゴリー | 販売手数料 |
本 | 15% |
カメラ・写真 | 8% |
エレクトロニクス | 8% |
ホーム&ガーデニング | 15% |
キッチン | 15% |
大型家電 | ・売上の合計が300ドル以下の場合は商品代金の15% ・売上の合計が300ドルを超過する場合は商品代金の8% |
CD・レコード | 15% |
ビューティ | ・売上の合計が10ドル以下の場合は商品代金の8% ・売上の合計が10ドルを超過する場合は商品代金の15% |
楽器 | 15% |
文房具・オフィス用品 | 15% |
パソコン・周辺機器 | 6% |
PCソフト&パソコン周辺機器 |
15% |
スポーツ | 15% |
DIY・工具 | 15% |
おもちゃ&ホビー | 15% |
SIMフリー携帯電話・スマホ | 8% |
ビデオ・DVD | 15% |
TVゲーム機本体 | 8% |
その他のカテゴリー | 12% |
服&ファッション小物 | 17% |
コレクター本 | 15% |
食品&グルメ | ・売上の合計が15ドル以下の場合は商品代金の8% ・売上の合計が15ドルを超過する場合は商品代金の15% |
シューズ・ハンドバッグなど | 15% |
上記で列挙したカテゴリーが全てではないため、「もっと詳しく知りたい!」という方は、以下のAmazon公式規約よりご確認ください^^
ここで重要なのは、各カテゴリー毎に発生する手数料率をすべて覚えることではありません。
出品形態に関係なく、注文が確定した時点で必ず販売手数料が発生するということを理解しておきましょう!
押さえておくべき手数料3つ目:在庫保管手数料
最後に、「在庫保管手数料」について解説したいと思います。
在庫保管手数料とは、FC(Amazon倉庫)内にて商品を保管・管理する際に発生する手数料のことを言います。
「商品のサイズ(体積)」と「保管日数」を用いて正確な手数料が導き出すことが可能です
また、Amazonでは保管日数を「Amazonフルフィルメントセンターに商品を入庫した日から、購入者へ商品を出荷した日までの期間」と定義しているため、覚えておきましょう。
具体的な計算方法については、以下の通りです。
計算式を見ていただくと分かりますが、商品サイズが大きく関係する在庫保管手数料では、「大型・特大型サイズ」の商品を取り扱う場合に注意する必要があります。
たとえば、10月~12月における在庫保管手数料について、それぞれの違いを比較計算してみましょう。
小型・標準サイズの場合
例:商品サイズが「縦12.0cm、横22.0cm、高さ30.0cm」の玩具を30日間保管する場合を想定。当月の日数は30日と仮定します。
9.170円 × [12.0cm×22.0cm×30.0cm] ÷ [10cm×10cm×10cm] × [30日] ÷ [30日] = 72.63円
大型・特大型サイズの場合
例:商品サイズが「縦45.0cm、横55.0cm、高さ50.0cm」の玩具を30日間保管する場合を想定。当月の日数は30日と仮定します。
7.760円 × [45.0cm×55.0cm×50.0cm] ÷ [10cm×10cm×10cm] × [30日] ÷ [30日] = 960.3円
それぞれの在庫保管手数料の差を見ていただけると一目瞭然ですが、同じ30日間という保管日数にも関わらず、大型・特大型サイズでは1ヶ月に960.3円の在庫保管手数料が発生します。
そのため、時間の経過とともに利益を圧迫していくことになるので、気が付かないうちに「利益が意外と少ない…」といったことになりかねません。
このようなミスは、せどり初心者の方に多い傾向にあるので、少しでも手数料を抑えるために、
大型サイズは保管日数に注意
といったポイントを念頭に、Amazonせどりに取り組んでみると良いでしょう^^
その他のAmazon手数料について
今回の記事では、最低限覚えておきたい手数料をピックアップして解説していますが、それ以外にもAmazonには様々な手数料が定められています。
Amazonの出品ならびに販売で発生する主な手数料について
カテゴリー成約料
FBA在庫の返送・所有権の放棄手数料
配送代行手数料
購入者返品手数料
商品ラベル貼付代行サービス手数料
長期在庫保管手数料
納品不備受領作業手数料
手数料の種類が多すぎて嫌になりそうですね…(^_^;)
これだけの手数料をすべて頭に叩き込むのは、至難の技だと言えますので、必要に応じて知りたい情報をチェックする程度で問題ないでしょう。
無料ツールを利用して自動計算をしよう
冒頭でも軽く触れましたが、Amazonには上記で解説した各手数料を自動計算したうえで利益を算出してくれる「非常に優秀な無料ツール」が存在します。
自動計算ツールには様々なものがありますが、私COCOのオススメツールは「FBA料金シミュレーター」です^^
「仕入れ原価(商品原価)」と「販売価格」さえ入力してしまえば、その商品に対して発生するAmazon手数料を自動計算し、見込み利益を算出してくれます。
つまり、極論を言うとツールの使い方さえ理解していれば、Amazon手数料に関する知識が無い状態でも、Amazonせどりで稼いでいくことは可能ということになります。
重要なのは「どんな状況下において、どれほどのAmazon手数料が発生する仕組みになっているのか?」を正確に把握することであり、それらのポイントを踏まえたうえで確実に利益を出していくことです。
あなたの手元に利益が残らない原因がAmazon手数料に関係している場合、手数料の概要や仕組みをきちんと理解していなければ、改善を図ることが難しくなります。
そうならないためにも、自動計算ツールのみに依存するのではなく、Amazonが定める手数料について、押さえておくべきポイントをしっかりと理解しておきましょう^^
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、Amazonせどりを実践していくうえで必ず押さえておきたい3つの手数料と無料で使える自動計算ツールについてご紹介しました。
最後に、今回の内容の振り返りとまとめについてサクっとを見ていきましょう!
基本成約料とは出品形態に応じて発生する手数料が変わってくる
販売手数料とは注文成約時に発生する手数料のことである
販売手数料はカテゴリー毎に手数料率が変わってくるので注意が必要
在庫保管手数料とはFC内に保管・管理する際に発生する手数料のことである
大型サイズを取り扱う際は、特に在庫保管手数料に注意しよう
その他のAmazon手数料については必要に応じて調べる程度でOKです
無料の自動計算ツールを活用して見込み利益を算出しよう
私COCOがオススメする自動計算ツールはFBA料金シミュレーターです
1つ1つのAmazon手数料をすべて頭に叩き込むためには時間と労力を要しますが、押さえておくべきポイントだけを見ていけば、比較的Amazon手数料に対する苦手意識も無くなるのではないでしょうか。
これからAmazonせどりを始めようと考えている方や、現時点でAmazonせどりに取り組んでいるものの手数料について後回しにされてきたという方は、最低限押さえておきたい3つのAmazon手数料だけでも覚えて帰ってくださいね^^
あなたのために問題解決へ向けてサポートさせていただきます!