こんにちは、COCOです!
Amazonアカウントを健全に運営していくうえで避けては通れないのが「Amazonアカウント停止もしくは削除(閉鎖)」の問題です。
Amazonせどりの収益化に成功している方や、これから本格的に収益化を目指そうとしている方にとって、Amazonアカウントが使用禁止になるのは死活問題と言えるでしょう。
しかし、近頃ではAmazonアカウントが停止・削除されるケースが増加傾向にあることから、他人事として捉えるのではなく、自分事として問題と向き合っていく必要があります。
Amazonアカウントの停止・削除については、せどり初心者から上級者まで誰であろうと関係なく起こりうる可能性があるため、しっかりと原因を見極め、対策を講じていくことが重要になってきます。
というわけで、今回の記事では以下の3つのテーマを中心に、健全なアカウント運営を進めていくためのポイントについて解説していきたいと思います。
Amazonアカウントが停止・削除される主な原因
停止したAmazonアカウントを復活させるための極意
もちろん、これから新たにAmazonせどりを始めようと考えている方にも必ず役立つ内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^
1つずつ丁寧に解説していきますので、しっかりと理解を深めていきましょう!
Amazonアカウントの停止と削除の違いを理解しよう
大前提として「Amazonアカウントの停止」と「Amazonアカウントの削除(閉鎖)」は大きく違うということを理解しておく必要があります。
処罰の内容も違えば、アカウント復活させるためのポイントも異なります。
ここからは、双方の違いについてより詳しく解説していきたいと思います。
Amazonアカウントが停止するとどうなる?
Amazonアカウントが停止すると、商品の販売ならびに売上金の入金がストップすることになります。
商品を売ることが出来ないというのは、同時にAmazonせどりを続けていくことが困難であることを意味します。
アカウントが停止する原因は、いくつか存在しますが、Amazonの利用規約を破ったことが主な原因と考えて問題ないでしょう。
原因の詳細については、次の章で詳しく解説する予定です。
また、アカウント停止とは言っても、あくまで ”一時的な停止処置” に過ぎないため、Amazon側に「反省の意と今後の改善策」について、しっかりと認めてもらうことが出来れば、Amazonアカウントを復活させてもらうことも十分可能です。
アカウントが停止した場合は、きちんと落ち着いて対処できるかどうかが重要なカギになってきますね^^
Amazonアカウントが削除されるとどうなるのか?
Amazonアカウントの停止よりも更に重い処分とされるのが、「Amazonアカウントの削除(閉鎖)」になります。
まず、Amazonアカウントが削除された場合、「90日間の入金停止」が科せられます。
90日間の間に、Amazonの返金保証制度などで購入者への返金が発生した場合は、入金予定の金額から差し引きされることになるため、入金される金額が必ずしも売上の満額とは限りません。
さらに、Amazonアカウントが削除された時点で、FC(Amazon倉庫)内に預けている全ての商品が問答無用で返送されることになります。
こちらも、突発的にアカウントが削除された場合に、大慌てすることがないよう、しっかりと覚えておきましょう!
ちなみに、Amazonアカウントが削除されても、セラーセントラルにログインすることは可能であり、在庫状況や売上金の現状を確認することは出来ます。
そうならないためにも、これから解説するアカウント停止・削除の原因についてしっかりと理解を深めていきましょう!
Amazonアカウントが停止・削除される原因について
ここからは、Amazonアカウントが停止もしくは削除される原因について、詳しく解説していきたいと思います。
アカウントが停止・削除される原因には、単純なものから複雑なものまで様々なケースが存在しますが、これからご紹介する原因の中の1つに該当している場合がほとんどであると考えて問題ないでしょう。
健全なアカウント運営を続けていくためにも、しっかりと原因の詳細を把握しておきましょう!
Amazonアカウントが停止・削除される8つの原因
出品者評価の低下
偽物商品の販売
Amazonカスタマーレビューの操作
出品が禁止されている商品の販売
複数アカウントの運営
削除されたAmazonアカウントとの関連性
法律に違反している
それでは、それぞれ順番に詳しく見ていきましょう!
Amazon顧客満足度の低下
Amazonでは、徹底した顧客志向から、定期的に出品者全員のパフォーマンス調査を行い、目標が達成できていない場合に通達を行います。
この調査の目的は、問題が出品権限に影響する前にパフォーマンスを改善する機会を出品者に与えることであり、パフォーマンスの改善が見られないアカウントについては、停止や削除といった措置が講じられる場合があります。
そのため、自身のAmazonアカウントが健全なパフォーマンス指標を維持出来ているかどうか、しっかりと確認しておきましょう!
アカウントの健全性については、Amazonセラーセントラルのパフォーマンスタブより、「アカウント健全性」をクリックすることで確認可能です。
また、Amazonが重要視するパフォーマンス指標については、以下の通りになっています。
キャンセル率
出荷遅延率
追跡可能率
期日内配送率
返品の不満足度
それぞれの指標に関する詳細は、”Amazon公式” がQ&Aとともに分かりやすく解説しているので、以下をご覧ください^^
まずは、これらのパフォーマンス指標をしっかりと維持・向上させていくことを心掛けていきましょう!
出品者評価の低下
こちらも非常に重要な判断指標の1つになっています。
Amazonを利用する消費者の中には、商品レビューだけでなく、出品者評価を確認したうえで購入される方も一定数います。
そのため、出品者評価の低いセラーは ”顧客満足度” といった観点からも、顧客対応の見直しと改善を図っていきましょう!
実際にアカウント停止や削除となる明確な判断基準が公表されているわけではありませんが、利用者からの評価が芳しくない場合、Amazonから罰則を受ける可能性は十分に考えられます。
出品者評価の重要性と獲得方法については、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
偽物商品の販売
こちらは、主にAmazonの規約違反に該当します。
当然と言えば当然の行為ですが、注意すべき点は ”故意” に販売していない場合でも、購入者からの申し立てがあれば、Amazonに偽物と判断される可能性があるという点です。
前述でもお伝えした通り、Amazonのあらゆるサービスの根底には「徹底した顧客志向」があり、購入者の声を第一に考えます。
そのため、販売している商品が正規品であっても、購入者が偽物だと判断すれば、Amazonは商品の真贋に関係なく「偽物商品を販売している」と判断します。
もちろん、正規品を証明するための請求書や販売許可証などが準備出来るのであれば問題ないですが、Amazonせどりを始めたばかりの事業者にとっては少々ハードルが高いと言えるでしょう。
Amazonカスタマーレビューの操作
皆さんもAmazonを利用する際は、このカスタマーレビューを1つの判断材料にして購入を決定されているのではないかと思います。
Amazonのカスタマーレビューとは、別名「商品レビュー」とも呼ばれており、以下のように商品に対する意見や感想をサイト上に自由に公開できる場となっています。
カスタマーレビューの数や評価内容の善し悪しは、Amazonせどりの売上にも影響を及ぼす大事な要素の1つでもありますが、なかには他人にお金を払ってレビューを依頼したり、自演でレビュー操作を行うなど、不正にカスタマーレビューを操作する悪質なセラーも一定数存在します。
もちろん、このような行為はAmazonの規約違反に該当するため、不正が発覚すればアカウント停止や削除といった処置を講じられることになります。
出品が禁止されている商品の販売
Amazonには、そもそもFBA納品が出来ない「出品禁止商品」があることをご存知でしたか?
出品が禁止されている商品って具体的にどんなものがあるの?
また、一部の商品については事前にAmazonに出品申請を行うことで、販売許可を得られる場合もあります。
FBA納品が禁止とされている商品の一例
室温で保管できない商品
動植物
危険物および化学薬品
出品に必要な届出や許可取得などが行われていない商品
医療機器
医薬品
金券類 などなど
FBA禁止商品の詳細は、Amazon公式が網羅的に解説していますので、以下のサイトに一度目を通しておくことをオススメします^^
上記に該当する商品についてFBA納品を行った場合、Amazonの規約を遵守できていない出品用アカウントと判断され、アカウント停止や削除といったペナルティーが科せられる可能性があります。
複数アカウントの運営
基本的にAmazonでは、同一人物が複数のAmazonアカウントを所持することを禁止としています。
実際に、Amazonがどこを基準に複数アカウントを所持を判断しているかについては公に発表していないため、不明瞭ではありますが、以下のポイントは必ずチェックしていると考えて間違いないでしょう。
銀行口座の情報
クレジットカード情報
登録住所
電話番号
メールアドレス
パソコンのIPアドレス
Cookie などなど
その他にも、様々な情報をもとに判断している可能性が高いため、「バレなければ良い」と安易に複数アカウントを所持する行動は控えたほうが良いでしょう。
削除されたAmazonアカウントとの関連性
Amazonでは、過去に削除されたことのあるアカウントに対して、何かしらの情報が紐づいてしまうと、現在使用中のアカウントに何の問題がなくても無条件にアカウントが削除されます。
こちらも先ほどの ”複数アカウントの運営” と同様に、どの情報をもとに関連性を導き出しているのかについて、不明ではあるものの、最低でも以下の3つは判断材料として見られている可能性が高いと考えます。
銀行口座の情報
IPアドレス
このように、一度削除されたAmazonアカウントとの紐づきには十分注意しましょう!
法律に違反している
最後は、「法律に違反している」という点です。
当然ながら、法律に違反している場合、Amazonアカウントの停止もしくは削除を免れることは難しいと言えるでしょう。
Amazonせどりを行っていくうえで、押さえておきたい法律は以下の5つになります。
商標権
薬事法
ポリシー違反
特定商取引法
特にせどり初心者によく見られる法律違反として、商標権登録されている商品と知らずに無断で販売していたことで、メーカーなどから商標権侵害や知的財産権侵害の警告を受けるパターンです。
もし、メーカーからの警告があった場合は決して野放しにするのではなく、迅速に出品を取り下げ、謝罪のメールを送りましょう。
きちんとした対応を実施していないことがAmazonに発覚すれば、アカウント停止や削除といったペナルティーが科せられる可能性は当然高くなります。
停止したアカウントを復活させるためのポイント
ここからは、Amazonアカウントが停止してしまった場合に、復活させるためのポイントについて解説していきたいと思います。
Amazonアカウントを復活させるためには、Amazonに「改善計画書」というものを提出しなければなりません。
改善計画書とは、簡単に言ってしまえば「今回の反省と今後の改善行動」をAmazon側に示すための書類であり、Amazonはこの書類をもとにアカウントを復活させるか否かについて判断します。
ここでポイントになってくるのは「Amazon側がどのような考えをもとに改善計画書のベースを作成したのか」について意識することです。
闇雲に反省点と改善点を並べていても意味がありませんので、押さえておきたいポイントを以下の3つに絞って、それぞれ解説していきたいと思います。
Amazonアカウントを復活させるための3つのポイント
規約・ガイドラインに沿った改善計画を作成しよう
重要なのはロジックがしっかりと通っていること
それでは、順番に詳しく見ていきましょう!
Amazonアカウントが停止した事実を真摯に受け止めよう
まず、大前提としてAmazon側が指摘した停止理由について、真っ向から否定しないよう注意してください。
Amazon側の判定を覆すには、それなりの根拠と事実証明が必要になります。
購入者の理不尽な判断で偽物と判断されただけなのに…
そう言いたくなるお気持ちも分かります…(^_^;)
しかし、Amazonはあくまでも起きた事実のみにフォーカスして、淡々と処理を進めていきます。そこに、言い訳は言い逃れを挟む余地は一切ありません。
そのため、多少事実と異なる部分があったとしても、指摘された内容を素直に認め、今回の過失に対する具体的な反省と改善策を示したほうが遥かにAmazonアカウントの復活に近づけることが出来ます。
一度Amazon側に悪い印象を持たれてしまうと、立て直すことは困難であるため、少しでも早くAmazonアカウントを復活させるためにも、まずは自分の過失として認めるところから始めましょう!
規約・ガイドラインに沿った改善計画を作成しよう
こちらも非常に大切なポイントです。
前述でも少し触れたように、Amazon側がこの改善計画書を作成した意図・目的をしっかりと理解したうえで、書類の作成を進めていく必要があります。
基本的には、Amazonが定める規約・ガイドラインに沿って改善計画書を進めていくことが重要になります。
アカウントが停止した理由について、Amazon側がしっかりと問題点を述べているはずですので、それらの問題に該当する規約・ガイドラインを正確に把握することで、相手を納得させるための根拠を持たせることができます。
また、規約違反の内容によって大きく異なりますが、場合によってはAmazon側が今回の問題に関係する規約・ガイドラインのリンク先を提示してくれるケースもあります。
なかには、提示された規約・ガイドラインにそのまま ”改善ポイント” が記載されているパターンも存在するため、それらを引用して改善計画に繋げていくのも良いでしょう。
重要なのはロジックがしっかりと通っていること
最後に、作成した改善計画書は「ロジックがしっかりと通っていること」が重要になってきます。
なかには、きちんとロジックが通っていない状態でも、Amazonアカウントの復活が認められるケースも存在しますが、Amazonとの基本的なやり取りに時間を要してしまう場合が多いです。
そのため、改善計画書の全体像として以下のような流れで構成されていると、一貫して筋の通った改善計画を示すことが出来るのではないかと考えます。
ロジックを意識した改善計画書の流れ
↓
アカウント停止となった原因の報告
↓
具体的な改善策と期待効果の提示
↓
この改善策を提示した理由とその有効性
↓
改善効果が期待できる時期を明示
↓
改善策の実施責任者を明記
初めて改善計画書を作成される方は、上記の流れを意識してみましょう!
Amazonアカウントの復活に関する他のブログ記事をご覧いただけると分かりますが、改善計画書にしっかりとしたロジックが通っており、体裁に問題が無い場合でも、1回の申請でアカウントが復活する可能性は極めて低いと言えるでしょう。
何度かAmazonからの差し戻しを受け、その都度修正を繰り返すことで、最終的にAmazonアカウントの復活が認められる場合が多いです。
そのため、1~2回程度の差し戻しで諦めるのではなく、根気強く改善計画書の是正を続けていきましょう!
規約違反を受けた商品の請求書・領収書を準備【おまけ】
こちらについては、規約違反の内容によって対応の要否が違ってくるため、必須事項ではないものの、せどり初心者が見落としがちなポイントでもあるため、”おまけ” として解説したいと思います。
Amazonで販売していた商品について、真贋などが原因でアカウント停止のペナルティーを科せられた場合、該当する商品の請求書もしくは領収書を必ず用意しておきましょう!
仮に請求書を用意する場合、最低でも以下が情報がAmazon側に提示できるようにしておく必要があります。
購入者の情報(氏名/住所/電話番号など)
請求書の日付
商品の詳細(商品名/数量/価格など)
停止ではなく削除された場合は復活できるの?
結論から言うと、Amazonアカウントが ”削除” された場合に、そのアカウントを復活させることは、ほぼ不可能になります。
そうなった場合、Amazonせどりを続けていくことは困難であると言えるでしょう。
もし、それでもAmazonせどりを続けていきたい!というのであれば、新規アカウントの作成をオススメしますが、本記事の「Amazonアカウントが停止・削除される原因」の章でもお伝えした通り、削除されたアカウントに対して何らかの関連性が確認できた場合、新規アカウントも無条件で削除されることになるため、注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、Amazonアカウントが停止・削除される主な原因とAmazonアカウントを復活させるためのポイントについて解説しました。
随分と解説が長くなってしまったため、最後に簡単な振り返りとまとめをして終わりたいと思います!
Amazonアカウントの停止はあくまで一時的な停止処置に過ぎない
アカウントが停止した場合は商品の販売ならびに売上金の入金がストップする
アカウントが削除された場合は90日間の入金停止と全商品の返送が行われる
アカウントが停止・削除される原因は主に8つあり、いずれも規約違反によるもの
アカウント停止は復活可能であるが、削除された場合は復活できない
一貫して筋の通った改善計画書を提出することが重要
”顧客第一主義” を標榜するAmazonでは、さらなる顧客満足度の維持・向上を求めて、出品者のパフォーマンス改善を図るための取り組みを行っていくことでしょう。
私達せどらーを取り巻く環境は、日々厳しさを増すばかりですが、常日頃からAmazonが定める規約・ガイドラインを遵守し、健全なアカウント運営をしていれば、必要以上に恐れることはありません。
それに、Amazonというプラットフォームを利用させていただいている立場である以上、Amazonが定めるルールは絶対に守らなければなりません。
Amazonせどりを安定して長く続けていくためにも、定期的に出品用アカウントの見直しを行い、リスクマネジメントを徹底していきましょう!
あなたのために問題解決へ向けてサポートさせていただきます!