こんにちは、COCOです!
今回は、Amazon販売で価格競争に巻き込まれないためのポイントについて解説します。
ここで言う「価格競争に巻き込まれない」とは、”値崩れしやすい商品を仕入れないこと” だと思って下さい。
せどりビジネスを実践する以上、「価格競争」という現象は避けて通れません。
もちろん、独占販売をはじめとした一部の例外は除きます。
せどり歴の長いベテランセラーであっても価格競争に巻き込まれることは当然あります。
それほど ”厄介” とも言える価格競争ですが、値崩れしやすい商品を予測し、事前にリスクを回避することは出来ます。
これから、値崩れしやすい商品を仕入れないためのポイントについて解説していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
Amazonで価格競争に巻き込まれないためのポイントが分かる
Amazonで「値崩れ」が発生する原因
まず、大前提として市場価格は「需要と供給のバランス」によって成り立っています。
下の図をご覧下さい。
※引用:お金のキャンパス
供給量(売ろうとする商品の量)よりも需要量(買おうとする商品の量)が少なければ、商品は当然売れ残るため、市場価格は暴落します。
逆に、需要量(買おうとする商品の量)よりも供給量(売ろうとする商品の量)が少なければ、商品が不足するため、市場価格は高騰します。
そして、最後は両者の妥協点が一致することで「市場の価格」が決定するわけですね。
この動きをミクロ経済学の分野では、”市場メカニズム” と呼んだりします。
少し話が脱線しましたが、上記の説明から、Amazonで発生する値崩れは ”前者が原因” であることが分かります。
もう少し簡単に流れをまとめると…
↓
1人の出品者がこの現状を打破しようと販売価格を下げ、売り切りを図る
↓
他の出品者も同じように販売価格を一斉に下げる(価格競争の始まり)
↓
値崩れが発生する
といった感じでしょうか…。
さらに、ここで ”重要なポイント” があります。
それは、この値崩れ発生の原因とも言える「値下げ開始の合図」を行うセラーの多くが、”せどり初心者である” という点です。
当然ですが、せどり初心者はベテランセラーに比べて「せどり資金」が潤沢でないため、早く商品を売り切ることで早期に仕入れ資金を回収する必要があります。
そのため、「早く仕入れ資金を回収したい!」という焦燥感から、簡単に商品の値下げに踏み切ってしまうんですね。
こればかりは「値下げをするな!」と言っても防ぎようがありませんので、仕方ないものだと割り切るしかありません。
しかし、上記のポイントを理解しているだけでも、値崩れしやすい商品を簡単に予測することが出来ます。
まずは、「値崩れが発生する原因」についてしっかりと理解しておきましょう!
値下げ開始の合図をするセラーの多くがせどり初心者である
Amazonで価格競争に巻き込まれないためのポイント
それでは、前章の内容を踏まえて、価格競争に巻き込まれないためのポイントについて解説していきます。
重要なポイントは以下の3つです。
Twitterなどで紹介された商品を縦積みしない
卸業者からの誘い(提案)に乗らない
すべて大切なポイントですので、1つずつ順番に解説していきます。
ポイント①:仕入れ判断ツールのグラフをしっかりと確認
まずは、仕入れ判断ツールから適切な仕入れ判断能力を身に付けること。
これが最も重要になります。
仕入れ判断ツールを上手に活用することで、需要と供給のバランスを正確に把握することができます。
2021年1月現在において、オススメできる仕入れ判断ツールは「keepa」一択ですが、自分に合ったツールを利用してもらって構いません。
仕入れ判断ツールはあくまでも適切な仕入れ判断を行うための手段であり、仕入れ判断ツールの利用自体が目的ではありません。
また、「keepa」を活用した仕入れ判断の方法については、過去の解説記事をご覧ください。
仕入れ判断ツールを利用するうえで注意していただきたい点は…
「keepaグラフ」や「キーゾン」の情報を決して過信しない
ということです。
たとえば、以下のようなランキングを示す商品があったとします。
このグラフは、12月15日~1月15日までのランキングデータですが、この1ヵ月間で7回のランキング上昇が確認できます。
これは、「1ヵ月に ”最低でも” 7回売れた」ということを意味しており、「ランキングの上昇 = 1回売れた」という意味ではありません。
仮に、同じタイミングで2つ購入されたり、1人のお客様が2点を同時購入した場合でも、同じようなランキングの動きを見せます。
つまり、あくまでもランキングは仕入れ判断をするための ”1つの材料” に過ぎないということですね。
それでも、これだけの情報が無料で入手できるのは非常に有難いことなので、しっかりと使い倒していきましょう!
ポイント②:Twitterなどで紹介された商品を縦積みしない
ここ数年で、せどりビジネスへの参入者は一気に増加しました。
そして、現在も新規参入者は増え続けています。
せどりを始める方が増えれば、当然せどりに関する情報を発信する方も増えていきます。
また、情報発信者の中にもいくつか種類があり、
お得な利益商品をメインに発信(紹介)する人
どちらの情報もバランスよく発信する人
…の3つに大きくカテゴライズできます。
この中でも、お得な利益商品をメインに発信する人が紹介する商品には少し注意して下さい。
ここで言いたのは、「利益商品を紹介するのが悪い!」とか「紹介する商品が全然ダメ」とか、そういった類の話ではありません。
私が言いたいのは…
その利益商品を見て仕入れるのは貴方1人だけだと思いますか…?
ということです。
冷静に考えてみてください。
インターネット上やTwitter上に流れている情報というのは、不特定多数の目に触れるものであり、決して貴方1人のための情報ではありません。
多くの人が注目する利益商品というのは、それだけライバルセラーが増えやすく、同時に価格競争に巻き込まれる可能性を示唆しています。
そのため、情報発信者の紹介する商品を安易に縦積みすることはオススメしません。
もちろん、最終的な仕入れ判断は自己責任となりますので、危険と分かったうえで仕入れるのであればそれを止めるようなことはしません。
それでも、情報発信者が紹介する利益商品には ”それなりのリスク” が潜んでいることを必ず頭に入れておいて下さいね。
ポイント③:卸業者からの誘い(提案)に乗らない
Amazonで販売を続けていると、ある日突然「卸業者」から営業電話がかかってくることがあります。
電話の内容としては、「この商品売れているので、仕入れてみませんか?」みたいな感じです。
これも一見すると、「自分だけに特別な提案をしてくれるの?!」と思いがちですが、決してそんなことはありません。
というのも、この営業電話には ”ノルマ” が定められており、Amazonで販売する出品者のほとんどに同じような連絡が届いています。
つまり、何が言いたいのかもうお分かりですよね…?
結局は先程の情報発信者の内容と同じであり、ライバルセラーの急激な増加が見込まれるため、値崩れのリスクが必ずついてきます。
法人化しているわけでもない個人に対して、そんな美味しい話が舞い込んでくるわけありませんので、せどり初心者の方は十分に注意してくださいね。
ポイント②:Twitterなどで紹介された商品を縦積みしない
ポイント③:卸業者からの誘い(提案)に乗らない
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、「値崩れが発生する原因」と「価格競争に巻き込まれないためのポイント」について解説しました。
最後に、今回の内容についてサクっと振り返りを行いましょう!
値下げ開始の合図をするセラーの多くがせどり初心者である
ポイント①:仕入れ判断ツールのグラフをしっかりと確認
ポイント②:Twitterなどで紹介された商品を縦積みしない
ポイント③:卸業者からの誘い(提案)に乗らない
市場価格は需要と供給のバランスによって成り立っている
価格競争によって値崩れする現象そのものは避けようがありません。
重要なのは、事前に値崩れしやすい商品を予測し、可能な限りリスク回避に努めることです。
そして、利益を伸ばしていくのに ”近道は無い” ということも必ず覚えておいて下さい。
実績を上げている多くのセラーが地道なリサーチを積み重ね、今に至ります。
「リサーチがめんどくさいから」という理由で、他人が紹介(提案)する商品に肖っているようではいつまで経ってもリサーチ能力は向上しません。
”本当の実力” を身に着けるためにも、日々のリサーチを怠らないようにしていきましょう!
あなたのために問題解決へ向けてサポートさせていただきます!