こんにちは、COCOです!
今回の記事では、「副業を批判・躊躇する人が思い込んでいる “4つの誤解”」についてお話しをしていきたいと思います。
現在では、私達の身近な存在として知られる「副業」ですが、実際にそれが注目されるようになったのは2018年頃からだと言われています。
この年は「副業元年」とも言われており、働き方改革の一環として政府もガイドラインを作成し、”副業解禁” を後押ししました。
そんな副業ですが、いざ開始しようとすると、上司・同僚から批判を受けたり、なかなか行動に起こせず躊躇してしまう人達が大勢いることも事実です。
今回は、そういった人達の多くが勘違いをしている ”副業の誤解” について紐解いていきましょう!
副業を取り巻く「実態」が分かる
誤解その①:副業は私生活を犠牲にしなければできない
1つ目は、「副業が私生活(プライベート)を犠牲にしなければできない」という誤解です。
副業を批判・躊躇される方の中には、「私生活の時間を犠牲にしないと副業できないのでは?」という不安や疑問の声が多い傾向にあります。
こういった人達の周りには「副業に取り組んでいる人が少ない」ケースも多く、これが時間に対する過剰意識に更なる拍車をかけています。
しかし、YOUTRUSTが実施した調査によると「副業に充てる週あたりの平均稼働時間」は、”全体の7割以上が10時間以内である” という調査結果が出ています。
副業に関する実態調査について①
※「HRzineニュース」より一部抜粋
つまり、1日換算しても「1.4時間程度」であることから、スキマ時間や週末を上手に活用すれば、副業を行うことは十分可能であることが分かります。
また、近年推奨されている ”リモートワークの導入” により、通勤回数や移動時間が減った方はその時間を副業に充てることも可能でしょう。
私生活以外の部分で見直すべき時間はないか
などなど、”時間の使いどころ” をしっかりと意識することができれば、副業によって私生活の時間が必要以上に搾取されることはありません。
時間の使いどころを意識することが出来れば副業の時間を捻出することは十分可能
誤解その②:副業は全然稼ぐことができない
2つ目は、「副業は全然稼ぐことができない」という誤解です。
こちらも非常に多い誤解の1つですね…(^_^;)
まずは、以下の調査結果をご覧いただきたいと思います。
副業に関する実態調査について②
※「HRzineニュース」より一部抜粋
上の調査結果から分かる通り、副業を通じて受け取る収入は「10万円超」が全体の48.2%を占め、さらに金額の高い「20万円超」が21.4%となっています。
もちろん、これだけではありません。
さらに、注目していただきたい点は「副業の平均時給」です。
副業に関する実態調査について③
※「HRzineニュース」より一部抜粋
副業で得ている収入を時給換算した場合、平均時給は「2,000円以上~3,000円未満」が最多となっており、次いで「4,000円以上~5,000円未満」という調査結果が出ています。
このことから「派遣社員の平均時給データ」と比較しても、時給水準は同等もしくは高い結果を表しており、副業で稼ぐことは十分可能であるということが証明されています。
また、副業の場合は一般的な正社員とは異なり、法律で定められている労働時間を超過することがなければ「社会保険」への加入も不要となります。
その他にも、完全在宅型の副業ビジネスであれば、必要経費の負担コストも下げることができるため、その分だけ報酬の原資として上乗せすることも可能です。
副業の平均時給は派遣社員の平均時給と比較しても同等もしくはそれ以上である
誤解その③:副業を行ってもキャリア形成に繋がらない
3つ目は、「副業を行ってもキャリア形成に繋がらない」という誤解です。
副業に取り組んでも「その後のキャリアを形成していくことは難しいのでは…?」と考え、踏み止まる方も多いはずです。
しかし、今後は副業・兼業の更なる普及促進によって「副業者がそのまま正社員になるケース」が増加していくと私は考えます。
具体的に、副業者がそのまま正社員になるケースとして以下の2つが考えられます。
副業そのものが採用アトラクトの手段として用いられる
お試し期間とは、副業を開始する際に「正社員として採用するか否かを決定するために一定期間の副業期間を設ける」ことです。
一般的に試用期間と呼ばれるものが ”前倒し” になったようなイメージですね。
こうすることで、双方の認識違いによるミスマッチを最小限に抑えることができます。
さらに、副業に対する目的を事前共有していることから、転職までの意思決定が比較的スムーズに進む傾向にあります。
もう1つは、副業そのものが採用アトラクトの手段として用いられるケースです。
アトラクトとは、「引きつける、魅了する」といった意味の言葉で、簡単に言えば「会社のファンになってもらう」ことを目的とした1つの方法・手段です。
はじめは全く転職を検討していなかった人でも、副業に取り組む中で「人間関係」や「仕事のやりがい」などの様々な要因から、”転職に対する意欲” が芽生えてくることも珍しくありません。
もちろん、アトラクト次第によっては「内定承諾直前」から「内定辞退」へ形成逆転するケースも当然考えられます。
必ずしも採用アトラクトが ”良い方向に向かうとは限らない” ということを頭に入れておきましょう。
副業に取り組む中で転職に対する意欲が芽生えることも珍しくない
誤解その④: 副業は個人で行うもの
最後は、「副業は個人で行うもの」という誤解です。
やはり「副業」と聞くと、”個人で取り組む” といったイメージが強いですが、必ずしもそうとは限りません。
例えば、副業の1つとして「事業開発の案件」などがあります。
このような案件では、”個人として動く” のではなく、”チームで協力し合いながら” 目標達成に向けて動きます。
チームの構成を簡単に説明すると、数人のメンバーでチームを形成し、その中の1人だけが正社員、残りのメンバーは ”副業” として活動します。
各々が持つ知識やスキルをもとに、役割・タスクを決定し、日々の進捗状況を確認しながら各自で作業を進めていきます。
それぞれの時間配分が異なるため、直接顔を合わせてのミーティングなどは開催しませんが、「LINE/Chatwork/Slack」などの連絡ツールを用いて情報共有を行い、軌道修正を繰り返します。
副業の中には、こういったチーム活動を前提とする仕事も存在するため、「他者との関係構築を図りながら仕事を進めていきたい!」という方にはオススメです^^
個人とチームの両方を経験して自分に合ったほうを選択するのもアリ
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、副業を批判・躊躇する人が思い込んでいる4つの誤解について詳しく解説しました。
最後に、今回の内容についてサクっと振り返りを行いましょう!
時間の使いどころを意識することが出来れば副業の時間を捻出することは十分可能
副業に取り組む48%以上の方々が月に10万円超の収入を得ている
副業の平均時給は派遣社員の平均時給と比較しても同等もしくはそれ以上である
今後は副業者がそのまま正社員になるケースが増加していくと考えられる
副業に取り組む中で転職に対する意欲が芽生えることも珍しくない
副業は必ずしも個人で取り組むものとは限らない
個人とチームの両方を経験して自分に合ったほうを選択するのもアリ
副業を行うのに私生活の時間を犠牲にする必要は無い
世間一般的には認知度の高い「副業」ですが、本格的に取り組んでいる人の割合が少ないため、まだまだ多くの誤解が潜んでいるように感じます。
しかし、政府が企業へ副業解禁を後押ししているということもあり、今後はこういった誤解が少しずつ解消されていくのではないかと思います。
そして、副業の実態をより正確に把握するためには、”自分自身が副業をやってみる” のが一番の近道であるということを忘れないでくださいね^^
あなたのために問題解決へ向けてサポートさせていただきます!