こんにちは、COCOです!
今回の記事では、「バリエーション商品」をテーマにお話しをしていきたいと思います。
Amazonせどりでは、「DELTA」や「keepa」などの仕入れ判断ツールを活用することで ”不良在庫のリスク” を抑えつつ、効率的に仕入れを行うことができます。
しかし、その一方で、次のような声も多く耳にするようになりました。
仕入れ判断ツールを活用して仕入れたのに一向に商品が売れない…
仕入れ判断ツールから ”十分な回転率” であることを確認しているにも関わらず、なかなか売れない…。
果たして、その原因は一体どこにあるのでしょうか?
「売れない原因」と「バリエーション商品」にどのような関係があるのか…?
今回は、その関係性を紐解いていきつつ、バリエーション商品を仕入れる際の注意点について解説していきます。
「売れない原因」と「バリエーション商品」の関係性が分かる
バリエーション商品を仕入れる際の注意点が分かる
そもそも「バリエーション商品」とは?
まず、大前提として「バリエーション商品とは何なのか…?」という部分の認識をしっかりと合わせておきましょう。
Amazonで販売されている商品の中には、1つの商品ページに「種類」や「数量」の異なるカタログが一緒に掲載されていることがあります。
ここで言う ”種類” とは、「カラー別」や「サイズ別」のことを指しています。
そして、このような商品のことを通称 「バリエーション商品」と呼びます。
バリエーション商品の例
バリエーション商品には、「レビューの集約」や「まとめ買いの促進」といったメリットがある一方で、取り扱う際の注意点(デメリット)も存在します。
正しく取り扱うことが出来なければ、仕入れた商品が全て ”不良在庫” となってしまう恐れもあるため、注意が必要になってきます。
次章で、「バリエーション商品の危険性」について詳しく触れていきます。
当ブログでは、不良在庫が発生した場合の対処法と発生させないためのポイントについて解説しています。
気になった方は、ぜひご覧になってみてくださいね^^
「レビューの集約」や「まとめ買いの促進」といったメリットがある
バリエーション商品の ”危険性” について理解しよう
それでは、バリエーション商品の ”危険性” について見ていきましょう。
ここでは、「 危険性 = 取り扱う際の注意点 」として考えていただければOKです。
バリエーション商品を仕入れる際は、仕入れ判断ツール(keepaやDELTAなど)に表示されているランキンググラフが「全てのカタログの合計である」ということを必ず頭に入れておきましょう。
これだけでは ”ピン” とこない方もいると思いますので、1つ具体例を挙げます。
まずは、以下の商品をご覧ください。
この商品は、販売数量の異なるカタログ商品であるにも関わらず、ランキンググラフの動き(順位)が ”ほとんど一致” していること分かります。
このように、バリエーション商品に表示されるランキンググラフは「全てのカタログにおける販売数量の合計」が表示される仕様となっているため、仕入れ判断には注意が必要です。
冒頭でもお伝えしましたが、せどらーの多くが仕入れ判断ツールのランキンググラフから ”回転率” を予想し、それを元に仕入れ数量の決定を行うのではないかと思います。
しかし、「全カタログの合計」がランキンググラフに表示されている場合、どちらか一方の商品が売れていなくても、もう一方の商品が売れていれば、結果的に ”回転率の良い商品” に見えてしまいます。
そして、仮に ”回転率が悪い商品カタログ” で販売を行った場合、商品が売れることは無く、最終的に不良在庫を抱えることになります。
これこそが、”売れない原因” と ”バリエーション商品” の関係性になります。
どちらの商品カタログが売れているのか?
どの商品カタログの回転率が最も良いのか?
などの ”要素” を考慮する必要があるということですね。
グラフの見方(仕入れ判断)を誤ると、不良在庫を抱えるリスクが高まる
バリエーション商品の ”仕入れ判断方法” について
それでは、これまでの内容を踏まえ、バリエーション商品の ”仕入れ判断方法” について解説していきます。
バリエーション商品を仕入れる際は、以下のいずれかの方法で ”実際に売れているかどうか” を判断するようにしましょう。
商品レビューから売れている商品を確認する
他のECサイトなどから「人気のカラー」や「人気のサイズ」を確認する
大事なことですので、1つずつ順番に解説していきます。
2020年5月20日以前の販売データを参考にする
2020年5月20日以前の販売データについては、”掲載されている全てのカタログの合計値” ではなく、各カタログごとの販売数量を元にランキンググラフが表示されています。
そのため、販売データ自体の情報は古くなってしまうものの、極めて正確な ”回転率” を予想することができます。
ぜひ、1つの ”参考指標” として「2020年5月20日以前の販売データ」を元に仕入れ判断を行ってみましょう。
ただし、最近作成されたような商品カタログについては、一昔前の販売データが存在しないため、これからご紹介する ”2つの方法” で売れている商品の見極めを行っていく必要があります。
商品レビューから売れている商品を確認する
続いて、商品レビューから ”売れている商品” を確認する方法です。
Amazonに掲載されている商品レビューを確認することで…
どのカタログ商品が実際に売れているのか?
が分かるため、それを元に ”仕入れ数量の決定” を行うことが可能です。
ただし、商品レビューから仕入れ数量を決定する以上は、それなりのレビュー数が必要になってきますし、1つ1つレビューを確認していく手間が発生することを頭に入れておきましょう。
他のECサイトなどから「人気のカラーやサイズ」を確認する
過去(2020年5月20日以前)の販売データが一切見当たらず、商品レビューの数も少ない場合は、他のECサイトから「人気のカラー」や「人気のサイズ」を確認してみましょう。
他のECサイトでしっかりと売れている商品であれば、圧倒的な集客力を持つAmazonでも売れている可能性は極めて高いと考えます。
また、現在はECサイトごとに市場分析ツールなども存在するため、それらを上手に活用しながら ”売れているかどうか” の判断を行っていくと良いでしょう。
もちろん、売れている商品の傾向については ”プラットフォームの属性” によっても大きく異なるため、あくまでも1つの ”参考指標” として考えるようにしてください。
バリエーション商品の仕入れ判断方法②:商品レビューから売れている商品を確認する
バリエーション商品の仕入れ判断方法③:他のECサイトから人気のものを確認する
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、「バリエーション商品とは何か?」から始まり、バリエーション商品を仕入れる際の注意点・仕入れ判断の方法について詳しく解説しました。
最後に、今回の内容について振り返りをして終わりましょう。
バリエーション商品とは、数量や種類の異なるカタログが一緒に掲載されているモノ
「レビューの集約」や「まとめ買いの促進」といったメリットがある
バリエーション商品のランキンググラフは、全てのカタログの合計値である
グラフの見方(仕入れ判断)を誤ると、不良在庫を抱えるリスクが高まる
バリエーション商品の仕入れ判断方法①:2020年5月20日以前のデータを参考にする
バリエーション商品の仕入れ判断方法②:商品レビューから売れている商品を確認する
バリエーション商品の仕入れ判断方法③:他のECサイトから人気のものを確認する
仕入れ時の判断方法をいくつかご紹介させていただきましたが、一番 ”確実性が高い” のは「2020年5月20日以前の販売データ」を確認することでしょう。
しかし、全てのカタログ商品に5月20日以前の販売データがあるわけでは無いため、その他の方法も必要に応じて活用してみてください。
ちなみに、今回の問題については ”仕入れ判断ツールの欠陥” ではなく、Amazon側の提供情報が ”合計値” となっていることが原因であると考えられます。
そのため、仕入れ判断ツールを変更したところで ”変化” は見られないはずなので、「仕入れ判断ツールに依存しない仕入れスキル」を身に付けていく努力をしていきましょう!
あなたのために問題解決へ向けてサポートさせていただきます!