こんにちは、COCOです!
これから新たにAmazonせどりを始めよう!と考えている方は、「どのような商品ジャンルやカテゴリーを出品しようかな…?」と一度は迷うかと思います。
当然、様々な商品ジャンルやカテゴリーがあるわけですが、なかにはAmazonが定めるルールによって少々取り扱いが面倒な ”曲者達” も存在します。
代表的なものとしては、「危険物」や「要期限管理商品」などが挙げられるでしょうか。
しかし、これらの曲者達もその概要やルールをしっかりと理解したうえで取り扱うことが出来れば、あなたの売り上げを飛躍させ、結果的に大きな強みとなります。
というわけで、今回はそんな曲者の1つである「要期限管理商品」について、その概要と納品する際の注意点など、徹底的に解説していきたいと思います。
また、”危険物” の概要については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
それでは、さっそく参りましょう!
要期限管理商品とは何のこと?
それでは、まず始めに「要期限管理商品とは何なのか?」について、その概要に詳しく触れていきたいと思います。
要期限管理商品の詳細については、”Amazon公式” がマニュアルを使って解説していますが、ルールが複雑なためか情報量も多く、せどり初心者には中々ハードルが高いと言われているのが実情です…(^_^;)
そのような背景から、今回は「これから要期限管理商品を取り扱いたい!」と考えている方にしっかりと理解していただけるよう、大切なポイントを以下の3つにまとめました。
要期限管理商品の概要を理解するための3つのポイント
食品以外で消費期限があるものも該当します。
チョコレートだけは少し特殊です。
それでは、1つずつ順番に解説したいと思います^^
要期限管理商品とは「食品」がメインです
要期限管理商品を一言でいうと、「消費(賞味)期限がある商品」のことを指します。
消費期限と聞くと、やはり一番最初に思いつくのは ”食品” でしょうか。
”要期限管理商品” という聞き慣れない言葉に始めは困惑したかと思いますが、意外にも私達の衣食住を支える1つである「食べ物」だったわけですね^^
食品とは人間や動物関係なく、口に含むすべてのものを指しており、栄養補助食品などのサプリメントやペットフードなどもこれに該当しますので、しっかりと覚えておきましょう!
食品以外で消費期限があるものも該当します
ここも大切なポイントの1つです。
Amazonでは、消費期限だけに限らず「使用期限」があるものも同様に、要期限管理商品として分類されています。
「うーん、具体的にはどんな商品があるの…?」
”使用期限” という言葉を耳にして、このように思われた方も多いのではないでしょうか。
いくつか商品の例を挙げるとすれば、一部の化粧水や消毒液などがこれに該当します。
日常的にコンタクトレンズを使用されている方であれば、専用の保存液なども「使用期限」が印字されている場合が多いです。
こちらは消費(賞味)期限が印字されている食品と違い、気付かないうちに ”誤ったルール” で納品してしまうケースが非常に多いですので注意しましょう!
上記の中でも「チョコレート」だけは少し特殊です
要期限管理商品は、商品毎に「消費期限」や「使用期限」が設定されているだけで、通常商品と同じように納品することは自体は可能です。
しかし、そんな要期限管理商品の中でも「チョコレート」だけは取り扱うことのできる期間が定められています。
具体的には、「10月~4月の冬季限定」でチョコレートを販売することが可能です。
チョコレートを含む商品の取り扱い方法については、以下のAmazon公式ページよりご確認ください^^
なぜ、”期間限定に定められているのか” については、FC(Amazon倉庫)内の環境が大きなポイントになっています。
こちらについては、後ほど詳しく解説したいと思います^^
それぞれの定義をしっかりと覚えておくことが大切です^^
要期限管理商品をFBA納品するためには?
先ほどの解説で、要期限管理商品とは「消費(賞味)期限」や「使用期限」など、 ”期限” が設定されている商品を指すことが分かったかと思います。
そんな要期限管理商品ですが、FBA納品をするにあたり、いくつかの条件を満たす必要があります。
要期限管理商品をFBA納品するために満たすべき3つの条件
FC到着時点で消費期限に60日の猶予がある
消費期限が外から見える位置に印字されている必要あり
それぞれ順番に解説していきたいと思います。
室温で保存可能な商品でなければならない
要期限管理商品を納品する場合、商品パッケージに表示されている「保存方法」をしっかりと確認しておくことで、それが納品可能な否か判断するようにしましょう!
以下の表示があれば納品可能
・冷暗所で保管
・高温多湿を避けて保存
・直射日光を避けて保存
以下の表示があれば納品不可
・18度以下で保存など具体的な温度指定がある
・要冷蔵
・要冷凍
FC到着時点で消費期限に60日の猶予がなければならない
要期限管理商品は、FCに受領されるタイミングで「消費期限まで60日以上の期間が残っている」必要があります。
食品などを仕入れる場合は、消費期限が60日以下であるか否かをしっかりと確認しておきましょう。
特価で販売されている食品などは、消費期限の短いものも多く、意外と見落としがちな部分なので要注意です。
また、FC内で温度管理を必要としない商品かつ、基本的に商品期限が90日以下に設定されている商品は、事前にAmazonへ申請を行うことで、FCでの受領時に30日以上の消費期限の残存日数があればFBAでの販売が可能となります。
こちらについては、以下のリンク先より申請可能です。
消費期限が外から見える位置に印字されている必要あり
消費期限の印字は食品衛生上の義務なので、期限表示が必要な商品は法令に沿った表示がしっかりと確認できる必要があります。
賞味(消費)期限:〇〇年〇〇月〇〇日
こんな感じのイメージです。
私達が普段からよく目にするものなので、細かく説明しなくても容易にイメージできるかと思います^^
ポイントになるのは、「外からしっかりと見える」ということです。
印字のかすれなどで期限が不明瞭な場合、”受領不可” となるケースもあるので注意が必要です。
食品に限らず、お客様に安心して商品をお届けできるよう、私達せどらーもしっかりとルールを守って販売していくことが大切です。
Amazonで定められている要期限管理商品の特殊ルール
次に、通常の商品と異なり、要期限管理商品に限定して定められている ”特殊なルール” について解説していきたいと思います。
ポイントは大きく3点ですが、曖昧な理解のまま販売を続けていると「手間」や「損失」などが発生する可能性もあるため、しっかりと覚えておきましょう。
要期限管理商品に限定して定められている3つの特殊ルール
消費期限までの期間が45日以内となった在庫はAmazon側で自動的に廃棄される
商品の種類や状態によって、納品前に申請を必要とする場合がある
こちらについても順番に解説していきたいと思います^^
要期限管理商品の中でも消費期限が近い商品から発送される
これは「期限=価値の1つ」考えると、納得せざるを得ないですよね…(^_^;)
FC(Amazon倉庫)に納品している要期限管理商品が売れた場合、基本的には消費期限までの日数が短いものから優先的に出荷されます。
商品の回転率が悪い
消費期限までの日数に余裕がない
上記すべてに該当する商品を取り扱っている場合は注意が必要ですね。
消費期限までの期間が45日以下となった在庫は自動的に廃棄
Amazonでは、消費期限までの残り日数が45日を切ると、該当する商品は自動的に廃棄されます。
また、廃棄される際に発生する廃棄手数料も出品者へ請求されるので注意が必要です。
45日を切った時点で返送も出来なくなってしまうので、自動廃棄を免れたい場合は ”45日を切る前” に返送手続きを行いましょう。
この際の ”返送” にも別途手数料が発生するので併せて覚えておきましょう!
FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料の詳細は以下の通りです。
FBA返送/所有権の放棄手数料(商品1点あたり) | ||
---|---|---|
サイズ | 重量 | 手数料 |
小型、標準 | 0~200g | 商品1点あたり30円 |
201~500g | 商品1点あたり45円 | |
501~1,000g | 商品1点あたり60円 | |
1,001g~ | 商品1点あたり100円 + 1,000g*を超えた分の1,000gにつき40円 | |
大型および特大型 | 0~500g | 商品1点あたり80円 |
501~1,000g | 商品1点あたり110円 | |
1,001~2,000g | 商品1点あたり140円 | |
2,001~5,000g | 商品1点あたり200円 | |
5001g~ | 商品1点あたり350円 + 5,000g*を超えた分の1,000gにつき40円 |
商品の種類や状態によって、事前申請を必要とする場合あり
食品と言えば、ほとんどの商品に消費(賞味)期限が設定されていますが、なかには ”期限表示が無い” 商品も一定数存在します。
「期限表示が無い食品って実際にどんな商品があるの?」と疑問を抱かれる方も多いと思いますので、期限表示がない食品の一例を列挙しておきますね^^
期限表示が無い食品の一例
・砂糖
・食塩
・梅干し
・はちみつ
・お米
・日本酒
・一部のペッドフード
上記のような商品を取り扱う場合は、納品前にAmazonへ事前申請を行う必要があります。
必ずAmazonからの出品許可が下りるまでは納品をしないよう注意しましょう!
申請方法などの詳細は、Amazon公式の実践マニュアルに記載されていますので、必要に応じて参考にされてみてください^^
要期限管理商品を納品する際の注意点
それでは最後に、今までの内容を踏まえて「要期限管理商品を納品する際の注意点」について解説したいと思います。
要期限管理商品をFBA納品する際に注意すべき4つのポイント
同一ASINの商品は1つの納品プランに対し同じ消費期限で無ければならない
消費期限の入力を忘れない
輸送箱に「要期限管理商品」の専用ラベルを貼付する
1つずつ順番に解説していきますね^^
要期限管理商品のみを納品する
要期限管理商品を輸送箱に梱包する場合は、通常商品と一緒に同梱しないよう注意しましょう!
それぞれ別の輸送箱に梱包しなければならない分、手間は発生しますが、Amazonが定めたルールは必ず遵守するよう徹底しましょう。
こちらは危険物に該当する商品を取り扱う場合も同様で、ルールを違反してしまえば、当然ながらペナルティーが科せられてしまうため、要注意です…(^_^;)
また、納品プランを作成する中で、要期限管理商品は通常商品と同じFC先(Amazon倉庫)になるパターンが多いので、「ヤマト便」などを利用して上手に送料を抑えていきましょう。
ヤマト便の利用に関する情報は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
同一ASINの商品は1つの納品プランに対し消費期限が同じであること
納品プランに同一ASINの商品を複数含める場合、それらの商品は必ず「同じ消費期限」でなければなりません。
せどり初心者の方はイメージが湧きづらいかと思いますので、ここからは具体例を使って説明していきたいと思います^^
間違った納品方法
以下のように、それぞれ ”賞味(消費)期限が異なるミカン” を同じ輸送箱に入れて納品することはNGとなるので注意しましょう。
続いて、正しい納品方法を見ていきましょう!
正しい納品方法
以下のように、それぞれ違う消費期限であっても ”異なる輸送箱” で分ければ、同じ納品プランでも納品することが可能になります。
また、そのほかにも他のASIN(商品)で要期限管理商品を納品する場合は、1つの輸送箱にそれぞれの商品を入れてもらってOKです。
この際に、以下のミカンとリンゴはそれぞれ同じ賞味(消費)期限である必要はありません。
上記のルールは、要期限管理商品を納品するうえで最も注意すべき点と言っても過言ではないので、正しい納品方法をしっかりと覚えておきましょう!
消費期限の入力を忘れない
要期限管理商品の出品手順は、通常商品とほとんど変わらないものの、輸送箱の情報を入力する際だけは「消費期限の入力」が別途必要になってきます。
Amazonせどりにおける基本的な出品手順の流れについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください^^
また、要期限管理商品の中には、消費期限の印字が「〇〇年〇〇月〇〇日」ではなく、「〇〇年〇〇月」までしか設定されていない商品も存在します。
このような場合には、印字されている月の末尾を入力するようにしましょう!
「2020年7月」と印字されていた場合は、「2020年7月31日」と入力してもらえればOKです。
輸送箱に「要期限管理商品」の専用ラベルを貼付する
要期限管理商品を梱包した輸送箱には、以下のような「要期限管理商品専用ラベル」を必ず貼る必要があります。
こちらは専用のラベル用紙などを準備する必要はなく、”A4用紙” でOKです。
また、以下の2点についても見落としがちなのでしっかりと納品前に確認しておきましょう!
A5サイズ以上の用紙で貼付されているか
複数箱で納品する場合、すべての輸送箱にラベルが貼付されているか
専用ラベルのチェック項目すべてに直筆でチェックがなされているか
要期限管理商品の専用ラベルは以下のPDFよりダウンロードできますので、必要に応じて是非ご活用ください^^
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、「要期限管理商品とは何か?」から始まり「納品する際の注意点」まで網羅的に解説しました。
通常商品と違い、Amazonで定められた複雑なルールも多く、慣れるまでは面倒な作業であることは間違いないでしょう。
しかし、”食” とは、人々の日々の暮らしに欠かせない代表格である「衣食住」の1つです。
つまり、裏を返せば、これだけ「需要の大きい市場」は無いということです。
正しい知識・ノウハウで商品リサーチを実行すれば、あなたの売り上げを大きく飛躍させてくれる、そんな可能性を持つものこそが「要期限管理商品」なんです^^
定められたルールや納品手順をしっかりと理解すれば、”せどり初心者でも取り扱うことのできる商品が非常に多い点” も非常に重要なポイントの1つですので、この機会にしっかりと要期限管理商品に関する知識を身に着けていきましょう!
あなたのために問題解決へ向けて全力でサポートさせていただきます^^