こんにちは、COCOです!
せどりや転売などの物販ビジネスは、基本的に有在庫の(在庫を抱える)場合が多く、資金繰りがとても大切になってきます。
上手に資金繰りを行っていくためには、「キャッシュフロー」をしっかりと理解しなければなりません。
いつの間にかせどり資金がショートしそうになっている…
せどりを実践しているがイマイチお金の流れが理解できていない…
上記に該当する場合は、キャッシュフローを把握出来ていない可能性があるので、この機会にキャッシュフローについての理解を深めることで、適切な資金繰りを行っていきましょう!
今回の記事では、キャッシュフローとは何か?から始まり、キャッシュフローを改善するためのポイントもお伝えしていきたいと思います。
これから物販ビジネスを始めようと考えている方にも必ず役立つ内容になっているので、ぜひ最後までご覧くださいね^^
そうならないためにも、キャッシュフローの概要について一緒に学んでいきましょう!
キャッシュフローと何か?
キャッシュフローを理解するために、まずは「キャッシュ」と「フロー」を切り離して考えてみましょう!
それぞれの意味については以下の通りとなります。
手元にあるお金」を意味します。
フロー:「流れ」のことを言います。
つまり、キャッシュフローを簡単にまとめると「お金の流れ(現金の出入り)」ということになりますね^^
せどりや転売などの物販ビジネスにおいては、頻繁にお金の出入りが発生します。
商品を仕入れる場合は仕入れ代金を支払う必要があり、逆に販売した商品が売れると売上金が入ります。
このように、至ってシンプルな仕組みであることから、せどり初心者でも理解に苦しむことはないでしょう。
キャッシュフローとは ”現金の出入り” を意味することから、キャッシュインからキャッシュアウトを差し引くことでキャッシュフローの「良い・悪い」を判断することが可能です。
キャッシュインとキャッシュアウトもそれぞれ ”せどり” に当てはめて考えてみましょう!
せどりにおけるキャッシュインとキャッシュアウトについては以下のように考えましょう。
キャッシュイン:商品が売れることで自分の手元に売上金が入ることを意味します。
キャッシュアウト:商品を仕入れることで自分の手元からお金が出ていくことを意味します。
つまり、キャッシュインからキャッシュアウトを差し引くことで、キャッシュがプラスの場合は自分のお金が増えていることを意味し「キャッシュフローが良い」ということになります。
反対にキャッシュがマイナスの場合は、自分のお金が減っていることを意味するため、「キャッシュフローが悪い」ということになるわけですね^^
キャッシュフローが悪く、最終的にお金を支払うことが出来なくなると、せどりを続けていくことは困難と言えるでしょう。
「キャッシュイン - キャッシュアウト = キャッシュフロー」であるということをしっかりと頭に入れておきましょう^^
利益とキャッシュフローの違いは?
それでは次に、利益とキャッシュフローの具体的な違いについて見ていきましょう!
これらの違いを理解することで、キャッシュフローの重要性がより明確になります。
まず、せどりにおける利益とは「売上高」から「仕入れ原価」を差し引くことで求めることができます。
利益を求める方法
売上高 - 仕入れ原価 = 利益
たとえば、2,000円で仕入れた商品が3,000円で売れたとしましょう。
この時の利益は「1,000円」となります。
具体例
3,000円 - 2,000円 = 1,000円
※ここでは具体的にイメージできるよう諸々の必要経費は省略しております。
皆さんがよく利用するコンビニやファーストフード店などの一般消費者向けのお店というは ”現金商売” と呼ばれ、日々の売り上げを現金で回収できる商売のことを指しています。
いっぽう、現金商売以外のお店というのは、基本的に売り上げたタイミングでお金が入るわけではなく、売上と売上金が計上されるまでの間に時間差があります。
そのため、仕入れ代金を先に支払っている場合は、利益で考えるとプラスですが、キャッシュフローとしては、仕入れ代金のみを支払った状態のみで売上金の回収が出来ていないため、手元の残高としてはマイナスとなります。
+1,000円
キャッシュフロー: -2,000円
会計上において、利益とキャッシュフローは必ずしも一致しないということを覚えておきましょう。
せどりにおけるキャッシュフローを理解しよう
これまでの内容を踏まえて、せどりにおける「お金の流れ」について解説をしていきたいと思います。
せどりを実践していくうえで、お金の動きについてより明確にイメージできるよう、以下の表にまとめてみました。
せどりおけるキャッシュフローについて
日付 | 具体的なアクション | お金の流れ | 手元の残高 |
8月1日 | 20,000円の商品を仕入れる | 【商品代金】20,000円の支出 | -20,000円 |
8月5日 | 仕入れた商品の納品(FBA) | 【Amazon倉庫までの送料】800円の支出 | -20,800円 |
8月7日 | 納品完了により販売スタート | 変化なし | -20,800円 |
8月10日 | 商品が30,000円で売れる | 変化なし | -20,800円 |
8月14日 | 売上金の入金処理開始 | 変化なし | -20,800円 |
8月16日 | 売上金の入金完了 | 【売上金】30,000円の収入 | +9,200円 |
※それぞれのアクションに要する日数は、おおよその目安と考えていただければOKです。
上記のキャッシュフローは、あくまでFBAを導入していることを前提でお話しをしているため、「FBAって何?」となった方は、以下の記事をぜひ参考にしてみてください^^
FBAの概要から始まり、メリット・デメリットについて網羅的に解説しています。
Amazonせどりにおけるキャッシュフローについては、上記のようなイメージで問題ないでしょう。
ただし、Amazonからの売上金が入金される日については、セラー(出品者)によって違うため、注意が必要です。
基本的には大口出品に登録した日を基準に「入金日」が設定され、14日という入金サイクルによって売上金が振り込まれることになります。
Amazonの売上金が入金される仕組みについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
キャッシュフローを改善するためのポイント
それでは、せどりにおけるキャッシュフローが理解できたところで、ここからはキャッシュフローを改善するためのポイントについて解説していきます。
改善するためのポイントはいくつか存在しますが、そのなかでも必ず押さえておきたいポイントを以下の3つにまとめました。
キャッシュフローを改善するための3つのポイント
過度な縦積みに注意しよう
クレジットカードを上手に使い分けよう
それでは、1つずつ順番に解説したいと思います^^
回転の早い商品を仕入れよう
キャッシュフローを改善するためのポイント1つ目は、「回転の早い商品を仕入れること」です。
特にせどり初心者の多くは、あまり資金が無い状態で始められる方も多いのではないでしょうか?
大きな利益を生み出していくことも大切ですが、それ以上に効率よく資金を回していくことが重要になってきます。
資金が無いからこそ、回転率の早い商品を仕入れて販売していくことで、キャッシュを増やしていくことに注力していきましょう。
一般的にせどり業界で高回転の商品と言えば、食品やビューティー関連の商品といったところでしょうか。
せどり初心者にオススメのジャンルやそれらの特徴については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
過度な縦積みに注意しよう
キャッシュフローを改善するためのポイント2つ目は、「過度な縦積みに注意すること」です。
縦積みとは、一言でいうと「同じ商品を何個もまとめて仕入れる」ことです。
ここでお伝えしたいのは、「縦積み=悪い手法」というわけではありません。
たとえば、店舗せどりをしている最中に、抜群に回転が速く、高利益率の商品が10個あったとしましょう。
ここで、多くのせどらーは ”攻め時” と考え、10個仕入れる場合がほとんどでしょう。
このように、時間と労力を最小限に抑えつつ、大きく稼ぐのことのできる縦積みは、せどりにおいて画期的な手法であることに間違いはありません。
しかし、同時に注意すべきポイントが存在することを忘れてはいけません。
実際に、3~4日程度で10個すべてを売り切ることができるような回転率であれば問題ないですが、1個売れるのに対して3~4日程度の時間を要するのであれば、すべて売り切るためには最低でも1ヶ月の期間を要します。
また、しっかりと利益を確保した状態で10個すべてを売り切ることが出来れば良いですが、場合によっては以下のような問題も発生します。
商品の需要が無くなることで回転率が低下する
こうなると、キャッシュフローの悪化を余儀なくされ、資金繰りも非常に難しくなってくるでしょう。
このように、縦積みは素晴らしい手法である反面、様々なリスクを抱えることになるため、”過度な縦積み” には十分注意するようにしましょう!
クレジットカードを上手に使い分けよう
キャッシュフローを改善するためのポイント3つ目は、「クレジットカードを上手に使い分けること」です。
クレジットカードには「締め日」というものが決められており、それは各クレジットカード会社によって異なります。
クレジットカードの締め日については、「月末」もしくは「15日」であることが多いため、この2つで比較をしてみましょう!
それぞれの締め日によって、支払い日に以下のような違いが出てきます。
締め日が「月末」のクレジットカードの場合
・8/1に仕入れ ⇒ 支払い日:9/27【57日間の猶予】
・8/15に仕入れ ⇒ 支払い日:9/27【43日間の猶予】
・8/31に仕入れ ⇒ 支払い日:9/27【27日間の猶予】
締め日が「15日」のクレジットカードの場合
・8/1に仕入れ ⇒ 支払い日:9/10【40日間の猶予】
・8/15に仕入れ ⇒ 支払い日:9/10【26日間の猶予】
・8/31に仕入れ ⇒ 支払い日:10/10【40日間の猶予】
このように、同じ仕入れ日でもクレジットカードの締め日によって支払いまでの猶予期間が異なることが分かるかと思います。
もうお察しの通り、「支払い日までの期間が多い = キャッシュフローが良い」ということになるので、クレジットカードを上手に使い分けることでキャッシュフローの改善を図っていきましょう!
「結局、どういう使い分けをするのが一番良いの?」と思われた方のために、最もキャッシュフローが良くなる使い方をご紹介したいと思います^^
クレジットカードの上手な使い方
「月末」のクレジットカード
16日~末日の間に仕入れる場合:締め日が「15日」のクレジットカード
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、キャッシュフローとは何か?から始まり、キャッシュフローを改善するための3つのポイントについてご紹介しました。
最後に、今回の内容の振り返りとまとめについてサクっとを見ていきましょう!
キャッシュフローとはお金の流れ(現金の出入り)を意味している
会計上において利益とキャッシュフローは必ずしも一致しない
せどりにおけるキャッシュフローをしっかりと理解しておくことが重要
回転の早い商品を仕入れることを意識する
過度な縦積みは避けること
クレジットカードを上手に使い分けることが大切
せどりや転売などの物販ビジネスだけに限らず、あらゆるビジネスにおいて「キャッシュフロー」を改善していくことはとても大切です。
せっかく利益が出ているにも関わらず、いっこうに手元の残高が増えない…と言ったことにならないよう、キャッシュフローを意識しながら健全な資金繰りを行っていきましょう!
キャッシュフローについてお悩みの方は、ご遠慮なく相談してくださいね^^
あなたのために問題解決へ向けてサポートさせていただきます!