こんにちは、COCOです!
今回の記事では、「Amazonせどりにおける ”並行輸入品” の取り扱い」について解説をしていきたいと思います。
皆さんもAmazonで「並行輸入品」と書かれた商品を1度は見かけたことがあるのではないでしょうか…?
こういった商品のことですね。
Amazonせどりを実践していく以上、並行輸入品に関する基礎知識は不可欠であると言えます。
それは、並行輸入品への理解を深めていく過程で分かりますが、
Amazonアカウント凍結のリスクが高まる
具体的には、これら2点が大きく関与するためです。
今回は「並行輸入品という言葉を初めて耳にした!」という方にも理解していただけるよう、”できる限り分かりやすく” まとめましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^
正規輸入品と並行輸入品の違いが分かる
並行輸入品のメリット・デメリットが分かる
並行輸入品を取り扱う際の注意点が分かる
仕入れた商品が並行輸入品だった時の対処法が分かる
そもそも「輸入品」とは何か?
まず、大前提として「輸入品とは何なのか?」という部分の認識をしっかりと合わせておきましょう。
輸入品とは、一言で表すと「外国(海外)から日本へ運ばれてきた物品」になります。
そして、Amazonをはじめとした各ショップで販売されている輸入品は、
並行輸入品
…の2つに大別することができます。
それぞれが違う特徴を持っているため、商品の仕入れや販売を行う際には、注意すべき点がいくつか存在します。
こちらについては、後ほどの章で詳しく解説します。
まずは、「輸入品が何か?」について、しっかりと理解しておきましょう!
輸入品は、「正規輸入品」と「並行輸入品」の2つに大別することができる
正規輸入品と並行輸入品の違いを理解しよう
「正規輸入品」と「並行輸入品」という言葉が並べられた時に、多くの人は反射的に、
並行輸入品 = 偽物(ニセモノ)
…と判断する傾向にあります。
しかし、実際には「正規輸入品」と「並行輸入品」の品質(クオリティ)に、”違いは無い” とされています。
それでは、両者の違いは一体何なのでしょうか…?
より具体的にイメージしていただけるよう、図を用いて解説したいと思います。
これは、海外から日本へ運ばれてくる輸入品の流通ルートを示しています。
まず、オレンジ色は「正規輸入ルート」になります。
海外各国で生産された商品が日本国内の「直営店(または正規代理店)」を直接通るため、紛れもなく ”本物の商品” ということになりますね。
いっぽうで、青色は「並行輸入品ルート」を表しています。
基本的に海外ブランドから海外直営店などを経由した後、「並行輸入業者」を介在して日本国内へ商品が運ばれます。
この「並行輸入業者」とは、ブランドと直接販売契約を結んでいる業者もあれば、そうでない業者もあったりと、その形態は実に様々と言えます。
そして、もう1点 ”重要なポイント” があります。
それは、「コピー商品(偽物業者)」の存在です。
皆さんもハイブランド品として有名な「Louis Vuitton」や「Gucci」などで、コピー商品の存在をよく耳にするのではないでしょうか…?
最近のコピー商品というのは精巧に造られているため、ブランドに関する知識が乏しい並行輸入業者であれば、偽物(ニセモノ)と気付かず、仕入れしまうこともあるでしょう。
その結果、並行輸入品の中に「偽物商品」が混ざってしまい、市場へ流出することになります。
だけど、「並行輸入品 = 全て偽物(ニセモノ)」というわけでは無いんだよね…!?( ゚Д゚)
基本的には「信頼のできる業者がきちんと流通ルートを確保したうえで販売を行っている」と考えて良いでしょう。
並行輸入品の中には、コピー商品(偽物)が含まれている可能性もある
ただし、「並行輸入品 = 全て偽物」というわけでは無い
並行輸入品のメリット・デメリットを理解しよう
「正規輸入品」と「並行輸入品」の違いを理解したところで、並行輸入品のメリット・デメリットについて解説していきます。
冒頭でもお伝えした通り、今回は「Amazonせどりにおける ”並行輸入品” の取り扱い」がテーマであるため、ここでは正規輸入品のメリット・デメリットを解説する予定はありません。
興味のある方は、是非ご自分で調べてみてくださいね^^
それでは、並行輸入品のメリット・デメリットについて見ていきましょう!
並行輸入品のメリット①:正規輸入品より安く購入できる
並行輸入品の一番のメリットは、「国内直営店(もしくは正規代理店)で販売されている商品よりも安く購入できる」という点です。
正規輸入品の場合、定着した ”ブランドイメージを崩さないため” ということもあり、ブランドが独自に設定した金額で販売されるケースがほとんどです。
また、日本国内の正規代理店の利益やアフターサービスに要する経費といった総合的なコストが上乗せされないため、結果的に正規輸入品よりも安く購入することができます。
並行輸入品のメリット②:国内で未販売の商品が購入できる
日本国内の直営店や正規代理店では取り扱っていない商品が購入できる点も、並行輸入品の大きなメリットの1つと言えます。
コレクターやファンの間では人気の商品であるにも関わらず、国内向けに販売されていないケースは多々あります。
また、そのほかにも…
自分の個性をもっと表現したい…
自分が好きなデザインやモデルを追求したい…
このような考えを持つ方には、並行輸入品のほうが魅力的に映ることもあるでしょう。
並行輸入品のデメリット①:偽物の可能性がゼロではない
前章でも触れた通り、並行輸入品であっても、基本的には信頼のできる業者がきちんと流通ルートを確保したうえで販売を行っている場合がほとんどです。
しかし、残念ながら悪意のある業者が偽物商品を販売し、それを購入してしまう並行輸入業者(もしくは消費者)が存在するのも事実です。
正規輸入品の場合は、日本国内の直営店(または正規代理店)を直接通ることになるため、基本的に偽物が入り込む余地がありませんが、並行輸入品は違います。
並行輸入品を購入する以上は、”偽物が含まれている可能性がある” ということを必ず頭に入れておきましょう。
並行輸入品のデメリット②:保証を受けられない場合がある
並行輸入ルートで仕入れた商品というのは、直営店もしくは正規代理店の保証を受けられないケースがほとんどです。
稀に保証をしてくれる良心的なブランドも存在しますが、基本的には ”保証対象外” と考えて良いでしょう。
ただし、並行輸入品を専門に取り扱うお店の中には、直営店や正規代理店と同等の保証内容を設けているところも存在します。
故障・修理が多いとされている商品を購入する場合は、保証をはじめとしたアフターサービスにもしっかりと目を向けるようにしましょう!
並行輸入品のメリット②:国内で未販売の商品が購入できる
並行輸入品のデメリット①:偽物の可能性がゼロではない
並行輸入品のデメリット②:保証を受けられない場合がある
Amazonで並行輸入品を出品する際の注意点
続いて、Amazonで並行輸入品を出品する際の注意点について解説していきます。
まずは、Amazonが規定する ”並行輸入品の定義” から見ていきましょう!
並行輸入品の定義
「並行輸入品」は、メーカーが認める正規輸入代理店以外のルートで国内に輸入された商品を指します。
「並行輸入品」には以下のような制限があります。購入者の誤解を避けるため、並行輸入品は他の通常商品とは分けて出品する必要があります。・正規輸入代理店またはメーカーによる国内保証や修理サービスを受けられない
・製品の仕様が正規代理店取扱商品と異なり、日本国内での使用に制限がある
・仕入れルートの違いにより商品箱、装飾等に誤差が発生する並行輸入品の登録
Amazonのサイトに並行輸入品を出品する際には、その他の通常商品と区別して出品する必要があります。並行輸入品は商品名に[並行輸入品]と明示され、通常商品とは別の商品詳細ページ(ASIN)に掲載されます。
Amazonのサイト上にすでに並行輸入品の商品詳細ページ(ASIN)がある場合は、その商品詳細ページに出品してください。※Amazonセラーセントラル「並行輸入品」より一部抜粋
上記の規約について、要約すると…
商品カタログが存在しない場合は、新たに並行輸入品として登録する必要がある
ということになります。
つまり、最も注意すべき点は、「並行輸入品にも関わらず、通常商品として出品してしまう行為」です。
これだけは絶対に避けなければなりません。
上記の規約にも記載されている通り、「正規輸入品」と「並行輸入品」ではそもそもの ”扱い” が違います。
もし、並行輸入品を通常商品として出品した場合、Amazonのアカウントスペシャリストから真贋の調査が入る可能性があります。
ここで、仮に並行輸入した商品が ”正規品である” という証明が出来たとしても、
並行輸入品を正規輸入品(通常商品)として出品する行為は、Amazonの重大な規約違反に該当します。
「知らなかった」では到底済まされません。
最悪の場合、”アカウントを凍結させられる” 可能性もあります。
また、購入された商品に故障などのトラブルが発生した場合に、日本国内の直営店(または正規代理店)で保証を受けられない可能性が高く、購入者との直接的なトラブルに発展する恐れもあります。
軽率な行動で取り返しのつかない失敗をしないよう注意していきたいですね…(^_^;)
気になった方はぜひ参考にしてみてくださいね^^
商品カタログが存在しない場合は、新たに並行輸入品として登録する必要がある
並行輸入品を通常商品として出品した場合、Amazonの規約違反に該当する
仕入れた商品が並行輸入品だった場合の対処法
最後に、仕入れた商品が並行輸入品だった場合の対処法について解説しておきます。
Amazonせどりを実践していれば、並行輸入品だと気付かず、商品を仕入れてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、”他販路での販売” を選択肢の1つとして取り入れてみましょう!
他販路とは、具体的に言うと…
などのことですね。
「使いやすさ・金銭的なコスト」の観点からみた場合に、簡単操作で利用料も発生しないフリマアプリが個人的にはお勧めです^^
また、出品をする際には、念のため ”並行輸入品である旨” を記載しておきましょう。
正規品の証明となる購入時のレシートや、シリアルナンバーを商品写真に掲載し、入手経路を明確に記載しておくことで、購入者も安心して取引をすることができます。
他販路での販売は、あくまでも1つの手段としてお考え下さい。
他販路で販売する際は、並行輸入品である旨を記載することでトラブル防止にも繋がる
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、「輸入品とは何か?」から始まり「並行輸入品を出品する際の注意点」まで詳しく解説しました。
最後に、今回の内容についてサクっと振り返りを行いましょう!
輸入品とは、海外から日本へ運ばれてきた物品のことを指している
輸入品は、「正規輸入品」と「並行輸入品」の2つに大別することができる
「正規輸入品」と「並行輸入品」の違いは流通ルートにある
並行輸入品の中には、コピー商品(偽物)が含まれている可能性もある
並行輸入品のメリット①:正規輸入品より安く購入できる ただし、「並行輸入品 = 全て偽物」というわけでは無い
並行輸入品のメリット②:国内で未販売の商品が購入できる
並行輸入品のデメリット②:保証を受けられない場合がある
並行輸入品は[並行輸入品]と明記されたページに出品する必要がある
商品カタログが存在しない場合は、新たに並行輸入品として登録する必要がある
並行輸入品を通常商品として出品した場合、Amazonの規約違反に該当する
並行輸入品を出品する際は、他販路で販売するのもアリ
他販路で販売する際は、並行輸入品である旨を記載することでトラブル防止にも繋がる
並行輸入品のデメリット①:偽物の可能性がゼロではない
並行輸入品は、正規輸入品に比べて ”安価” で仕入れられることが多いため、上手に販売することができれば、仕入れの幅を広げることも可能です。
もちろん、並行輸入品を取り扱う以上は、存在するデメリットやリスクについて十分な対策を講じておく必要があります。
また、並行輸入品ではなく、正規輸入品として販売を行いたいのであれば ”正規販売代理店になる” という選択肢もあります。
海外メーカー(ブランド)に直接交渉して、日本での販売権をゲットできれば、誰からも文句を言われることなく ”正規品” として販売することができます。
ここまで来ると、Amazonせどりの域を超えていると言っても過言ではありませんが、そういった ”選択肢もある” ということを頭に入れておきましょう。
必ずしも「並行輸入品」にこだわる必要は無いということですね!
それでは今日はこの辺で^^
最後までご拝読いただきありがとうございました!
あなたのために問題解決へ向けてサポートさせていただきます!